
心と脳の活動によって人間の行動、思考、感情が
働くにも関わらず、心と脳の中を見ることは
できませんしどのように関連しているのか
不明です。
人間の脳機能は、とても複雑な器官として
構成をされていて、現代の科学でも一部のみしか
解明されていません。
そのような状況で広告業界がアインシュタインなど
の複数の学者の仮説や論文を引用して、
下記のような文章は皆さんもどこかで見たことが
あることでしょう。
【脳機能が10%しか使われていない】
実際に脳の機能が10%しか使われていなければ、
残りの90%はどこに行ったのだということです。
衝撃的なキャッチコピーで見る側の好奇心を
揺さぶることで、業界で扱っている広告や媒体を
有名にさせて流行らせるためであったり、
情報発信をしている側が自分達の扱っている
コンテンツやビジネス案件を購入させたり
するためなのかも知れません。
脳がどのくらい機能しているのかは、
今後の研究によって解き明かされるでしょうが、
現在までに解明されている範囲での情報を得て
脳を有効活用することが求められています
実際脳機能が構成されて完成されるまでには
下記のような期間が必要です。
0~3歳までに潜在意識が構築
0~成人以降も顕在意識が構築
本ページでは、潜在意識がどのように構築されて
いくのかを説明していきます。
潜在意識について
新生児が誕生した瞬間から潜在意識の構築が
スタート。
【三つ子の魂百まで】という諺があります。
内容をーことわざを知る辞典ーで調べると下記の
意味になります。
幼時に表れた性質は、何歳になっても変わらない。
教育を受け、大人になって経験を積んでも、
幼い頃の性癖や思いは根強く残る。
上記の意味を基に、潜在意識の構築には
2つの状態で表現をします。
〇・×
上記2つによって振り分けられます。
新生児は、笑顔・泣く感情で現在の自分の状態を
表現します。
当然笑顔でいる時は、〇の状態でいます。
泣いている時は、×の状態です。
新生児が泣いている時は、下記の表のような
状態が考えられます。

出典:「乳幼児揺さぶられ症候群予防BOOK」
こんな時一生懸命泣きますより引用
(著者:岡本美和子・浅井貴子)
喜怒哀楽の潜在意識による影響
新生児の潜在意識は、下記のような
4パターンによって構成されて
脳の一番最深部にある脳幹に記憶されます。
〇→〇、〇→×、×→〇、×→×
〇→〇
笑い声や、笑顔でいるのがこの状態です。
例:お腹が満腹、ご両親が遊んでくれるから
嬉しいなど
〇→×
新生児が喜んでいたのに、急に泣き始めて
その状態が放置され続けた場合がこの状況です。
例:快適だったのに、急な暑さ・寒さで
過ごしにくい、寝返りが打てない
〇だった状態から急に×に切り替わるために、
周囲の大人も狼狽えてしまい新生児が
泣き疲れで寝てしまうとこのパターンになります。
×→〇
上記の画像の様にどれかで泣いているのは
新生児にとって×な状態です。
早くこの×な状態を解消して欲しいために
大きな声で泣き続けます。
例:オムツが気持ち悪い、寂しくて抱っこして
欲しい周りの大人によって、
×の状態が解消されて新生児が喜ぶことが
出来れば、×状態から〇状態に切り替わります。
×→×
上記の様に×な状態がずっと継続をしていて、
何をやっても泣き止まない時がこの状態です。
例:赤ちゃん自身よくわからずただ泣いている、
泣いている状況が不明等
周囲の大人がどんな対応をしても泣き止まないと、
大変困った状況になりますよね。
新生児からすると×の状況を全く変えてくれない
ことへ不満と苛立ちを感じています。
※〇→〇、〇→×、×→〇、×→×このように
状態が切り替わったという事実のみが
脳幹へ記憶されます。
なぜ状態が切り替わったのか、その時の出来事や
状況など詳細な情報は一切記憶されないのが
特徴です。
この〇と×の状態を激しく変化させながら、
新生児の脳と潜在意識が同時に
構成をされていきます。
まとめ
潜在意識が形成されるのは、生まれた瞬間から
発生します。
0~3歳までの期間で、周囲の大人の対応によって、
潜在意識は様々な変化を遂げるのです。
ですが脳の全容を把握するには、現在の科学では
限界があります。
科学の限界はありながら解明されている部分が
一部であっても、情報を受け取り
どのように活用していくのかが一人一人に
問われています。
次回は、顕在意識について説明をしていきます。
人間は脳の中で、潜在意識と顕在意識が
反応しあって思考や感情を持ちながら
行動をしています。
複雑に入り組んでいるので、
難しい部分はありますが次回更新を楽しみに
していただければと思います。